フランスのエルメス・インターナショナルは、メンズファッションのカジュアル化の新たな犠牲となった。ネクタイ人気の低下を背景に、同社の絹事業の弱さが示唆された。
2018年の絹と織物製品の売上高は3%増加と、同社の各部門の中で最も低い伸びとなった。アクセル・デュマ最高経営責任者(CEO)は20日、同社が男性の新たな嗜好(しこう)に合わせて生産をシフトしていることを明らかにした。
ネクタイの「衰退は構造的なものだ」とデュマ氏は記者団との電話会議で発言。「多くの目新しい商品を投入している。男性用のスカーフを増やしている」と述べた。
1万ドル(約110万円)以上のハンドバッグ「バーキン」や「ケリー」といった女性用の高級革製品が同社の事業の主要部分を占めているが、ネクタイは長年にわたって同社の紳士服事業の原動力となってきた。